- サルガッソーの海
- 2009.06.28 [saigenji]
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最近「弧動」の前によく歌うドリヴァル・カイミの「サルガッソーの海」の和訳です。
「サルガッソーの海」その音の終わりが消えた時
調子を外した一遍の歌が
作ったのは私じゃない
蒼い光、蒼い色、そして破裂
サルガッソーの海よサルガッソーの大気よ
私は飛び込み、海を飲み干そう
絶望にかられ、生きる為に死のう
イエマンジャーとともに去年亡くなった(大往生でした。)ドリヴァル・カイミはブラジル北東部のバイーア州の人で、宝石のような歌を沢山作った人。海の歌、海に生きる人々の歌(漁師たちなど)を沢山作った人でもあり、「サルガッソーの海」もその一つなのですが、中でも最も暗い調子を持ったナンバーです。自然への畏怖と尊敬、そして「大いなるもの」への憧れと愛(イエマンジャーは海の女神でブラックブラジリアンの祖先、ヨルバ族の神話上の人物)を痛い程感じるこの曲が僕は本当に好きです。しかしドリヴァルは何故こんな曲を作ったんだろう。海に消えて行った仲間たちの為か、はたまたやがては消えて行く自分の魂の為か。荒れ狂い激しい波が押し寄せるバイーアの海が間近に迫ってくるようなメロディーと詩。そしてイエマンジャーに抱かれ、ドリヴァルは海へと帰って行ったのでした。
しかしこんな暗い曲日本で歌ってるの俺だけだろうな(笑)



